2001年 11月 03日(ソウル江西路教会核心メッセージ/ 柳光洙 牧師)


牛の全焼のいけにえの大きな意味
レビ記 1:3-9

  
→序論:
▲レビ記は、教会回復に関するみことばです。
▲米国のある地域で、ある牧師を送ってくださいと言ってきました。どんな牧師ならば良いですかと尋ねたら、神様を信じる牧師を送ってくださいと言われました。その話を聞いて、内心‘あなたが神様を信じれば、信じない牧師が行ってもよいだろう'という気がしました。切ないお願いでした。しかし、私が神様を信じれば、相手が信じていなくてもかまわないのです。
▲教会を回復できなければ、ずっと争いと試みに会うようになります。出エジプト記は、幕屋と祭り、十戒に関するみことばでした。レビ記は、礼拝に対するみことばです。教会回復が重要です。契約をよく握っていなければなりません。教会で恵みを受けることができなければ、サタンのお手伝いをするようになります。サタンの頭は踏み砕かれていますが、存在は終わっていません。権威は既に縛られていますが、活動は存在しています。まかり間違えば、私達がサタンを喜ばせることがあります。
▲私たちが信仰生活を始めるようになったのは、6.25戦争以後、オーストラリアから釜山に宣教師を派遣して、一神キリスト病院を立てました。私達がその時火災に会って、市内にいることができなくて、テントを張って住んだのですが、その時、その前に一神教会が立てられたのです。その教会に私たちの家庭が行くようになりました。ところが、名前も忘れられないのですが、夫は文氏であり、妻は李氏でしたが、どれくらい教会で喧嘩をしていたでしょうか。その人々が湖南の人だったので、後ほどは湖南の語り口まで嫌いになる程でした。ところが、釜山の人も同じでした。それでも、韓国の教会は希望があります。ドイツとヨーロッパのような所は、けんかもしません。関心がないということです。聖日に白い紙を書いてあるので見たら、ドイツ語で "何年何月何日に牧師が旅行中だから、他の教会で礼拝をなさることを希望する”と書いてありました。韓国教会は、執拗に戦います。教会が教会の使命を回復できなければ戦いがおきるのです。
 (1)教会の歴史
 ▲創世記6:14 箱舟の中に入れば生きるということは、教会の回復です。
 ▲創世記13:18 アブラハムが祭壇を積んで祈り始めました。これが教会です。ソドムとゴモラのおいロトを生かして、人を生かしました。
 ▲出3:18 犠牲のいけにえをささげなさい、教会、福音を回復しなさい。
 ▲出エジプトの戒律を下さって、幕屋を建てられました。礼拝をどのようにしたでしょうか? イスラエルは幕屋を建てました。
 ▲1, 2, 3 神殿を建てたのですが、第一神殿はソロモンが建てたのですが、バビロンによって火で焼かれてしまって、第二神殿は捕虜から帰ってきて神殿をまた建てたのです。第三神殿は、ヘロデが人間中心主義で立てた神殿です。イエス様が呪われた神殿です。
 ▲そうしながら、神様が新しい教会、神殿を回復なさったのですが、それが初代教会です。
 ▲また、初代教会が契約を失ってしまったので、改革教会が立てられました。それで、私たちは教会回復をしなければならないのです。機能を喪失してはなりません。
 
 (2)喪失- 教会が機能を喪失すれば、どんなことが起きるのでしょうか?
 1)新神学- 解放神学です。‘押さえられた者を解放させることだ'と話します。話は正しいのですが、核心の福音がありません。ある神学者が最近‘イエスはいない'という本を書いてヒットしています。ところが、この人は一度も伝道現場に出かけたことのない人なのです。霊的問題がある人に福音を伝えてみたことがないのでしょう。確かに答えてあげるべきです。まちがいなく現場に出てなくて書いたのです。ムダン(霊媒師)で悪霊に取りつかれて精神問題に苦しめられる人に福音を伝えてみたことがないでしょう。タラッパンにムダン(霊媒師)だった何百名もが来ています。イエス・キリスト、その名前だけを呼んでもみわざが起きるのです。
 2)不健全な神秘主義- 福音も準備されていない状態で、どんどん答えを受けようとするから、未信者とそっくりです。教会の回復がものすごく重要です。
 3)犯罪集団の宗教に追い込まれます。ここに全財産をみな捧げているのです。人を縛って殺すのに、ここに財産をみな捧げるのです。これは明らかにサタンがすることです。
  4)ニューエイジ運動- キリスト教をなくそうとする団体です。
  5)精神分野- 今、各種の気功などをするなので、水準が高い知識人がみな追い込まれています。ニューヨークにだけで1500人が気功をするようになっています。
  6)保守教団- 運営難に苦しめられています。
 
 (3)教会の回復
  1)いのち運動 - イエスいのちで回復
  2)祈り- いのちを味わうことが祈り
  3)伝道- 人を生かすことが伝道
 
 ▲牛の全焼のいけにえの大きい意味(レビ1:3-9)
 アロンという言葉が出てきます。祭司長のアロンが神殿に入っていく時、羊の血と牛の血を持って行きました。羊の血は民の罪で、牛の血は自分の罪をあがなうのです。私たちにとって大きな意味があります。主のしもべが恵み受ければ、どんなことがおきてもかわないのです。
 
1.レビ記にはいけにえに関する話がたくさん現わされています
(1)全焼のいけにえ- 罪を悟る時、神様の怒りがなくなります。それが、全焼のいけにえです。
  1)罪に対する神様の怒りに対するいけにえ
  2)信徒の徹底した献身を意味するいけにえ
(2)和解のいけにえ- 神様と呪いの関係なのですが、神様と共になる和解を成し遂げました。
  1)人間と神様の関係を回復する意味
▲イエス・キリストが十字架にかかってくださって、呪いを受けなければならないのに、神様と共になることを回復してくださいました。
  2)契約を新しくするという意味
 (3)穀物のささげ物
  1)感謝- キリストによって救われたことに対する感謝
  2)ささげ物の意味- 神様に献金をささげることと同じです。
 (4)あながいのいけにえ - 罪を洗う意味。特別な罪を悔い改める時にするささげ物
 (5)罪過のためのいけにえ - 賠償と補償の意味を含んだささげ物
▲ペリシテが、神様の契約の箱を奪って行ったのですが、帰ってくる時に罪過のためのいけにえをささげました。
 
2.祭司長とその子孫のための牛の全焼のいけにえ
 (1) 天幕の入口の所で主の前に(1:3)- 全焼のいけにえをささげることは、神殿に仕える主のしもべが祝福を受けました。
 (2)全焼のいけにえの頭の上に按手(1:4)
 ▲私たちが受けた罪のために全焼のいけにえをささげたように、イエス・キリストが十字架の上で私たちの罪をなくしてくださいました。イエス様がとげの冠をかぶられたのです。
 (3)その血を会見の天幕に(1:5)
 ▲ 血ですべての災いがなくなったのです。血の契約でサタンの権威、地獄、死の権威がなくなりました。牧師たちが本当にこれを認めれば、神様のみわざが起きます。
 例) ある牧師は、イエス・キリストの中に救いがあるという話を否認して、復活を否定することもあります。不幸なことです。キリストの血の中にみなあるのです。イエス・キリストの十字架の苦しみと血の恵みで、神様を知るようになりました。これから私たちは、世の中を生かし出さなければならないのです。
 例) 福音ゆえに始まった国が米国です。ところが、いまは福音がなくなっていきつつあります。世界の教会が血の契約が弱くなっていきつつあるのです。
 
3.旧約時代は、律法時代でした。いくつかの銘記しなければならない事実があります。
(1)律法時代
(2)災いの時代
(3)血のささげ物
 
4.この地の呪いと苦しみをどのようにするのでしょうか?
▲血でなければ、この土地に起きる呪いと災いを防ぐ道がありません。
 (1)災いの中にある地球(マタイ24:1-51)- 神殿の破壊、惑わし(4), 大騒ぎと戦争(6-7), 伝道者の憎しみと迫害(8-12), 偶像が神殿に(15), 偽りの宗教人の力(24)
 (2)Uテモテ3:1-13 苦しみの時がきます
 (3)個人が受ける災いはどのようにするのでしょうか?
▲避ける道がありません。何故、神様が血の契約を下さったのでしょうか? 福音の他にはありません。家庭や親戚中に、とても困難を受けている人がいますか? そこに福音を語ってあげましょう。
 
5.真の福音、確実な福音でなければ、危機時代を迎えるようになります。
▲私たちは、福音を伝えるために立ち上がったのです。
(1)血の主人公
(2)罪の赦しの主人公
(3)権威の主人公
▲ある牧師は、イエスの復活を否定します。ほとんど世には、本物の異端が生きています。祭司長、アロンの家系が血の契約を守りました。イエス・キリストが、十字架の苦しみによって私たちの罪が赦されました。私達がそれで神様の救いを受けたのです。死んで行く世の中を生かさなければなりません。
 (1)5つの基礎
  1)信仰生活の開始- これがタラッパンです。使徒2:1-47
  2)拡散- コルネリオの家で食事をしても良いのか、だめなのか? という人ではだめです。使徒11:19-30 チームの働きです。地球はますます難しくなっています。血の契約、十字架の契約を知らないからです。
  3)枝- 使徒16:15ミッションホーム
  4)根を降ろす- 使徒18:1-4 機能を持った人が集まります。専門の働きです。
  5)実- ローマ16章の働き手。地域、地域で契約のみことば運動を繰広げなければなりません。地域教会をたくさん立てましょう。
 
(2)5つの訓練: ともに - インマヌエル(味わう)
 ▲聖書にキリストの次にたくさん出てくる単語がインマヌエルです。主がいらっしゃったのは、共にいるためです。復活も終わりの日までいつも共におられるためです。
 1)合宿訓練- インマヌエルを悟って体験
 2)チーム合宿 - 伝道の門
 3)MH - いやし
 4)専門訓練 - 職業(機能、専門化)
 5)キャンプ - 現場
 
(3)5つの学校
  1)伝道学校 - 初めて伝道する地域では必要です。
  2)神学院 - 伝道に答を出した弟子に
  3)宣教師訓練院 - 宣教に答を出した弟子に
  4)研究員(神学校) - 福音に答を出した牧師
  5)AUC(大学院) - 伝道、宣教の論文を集める所
 
(4)5つの目標
  1)いやしの働き - 全世界は病んで死んでいます
  2)専門の働き - エリートが福音を受けることができなくて死んでいます
  3)文化の働き - 偶像、悪霊の文化を福音に!
  4)産業宣教 - 経済が暗闇に陥っています
  5)レムナント - 私たちの子孫をどのように立てるのか?
(The end