20150308 インマヌエル教会聖日1部


捨てられた成功した女性
(ルツ1:15-18)


序論
▶6.25戦争の後は、たくさんの孤児たちがいました。ある孤児の少年は行き場がなく、米軍基地で働きました。その仕事の内容は靴磨きの仕事でした。靴磨きはそんなに技術がなくてもできます。軍人たちの靴を磨いていました。この少年は神様をよく信じる少年でした。熱心に靴を磨いていたので、見ていた米軍がとてもすばらしい少年だと評価しました。だから、ある軍人はこの少年を養子にし、アメリカに行くときに連れて行きました。アメリカに渡って勉強をさせました。勉強も非常によくできました。勉強をしていくうちに、韓国の過去について多く考えるようになりました。そして、神学の勉強をして牧師になりました。韓国に帰ってきて、大きな教会も作って立派な牧師となりました。その方が今のクリスチャン放送であるクットン放送を作りました。そして、韓国で重要な働きをたくさんされました。その方がキム・ジャンファン牧師です。韓国初の英語の通訳者として、またヨイドの集会で通訳をしたりしました。
▶人々は、難しいことにぶつかってしまいますと、2つの種類の人が出てきたりします。今日の本文を見ますと、飢饉に遭ってしまった背景で、行ってはならない場所に戻ってしまいました。その人が、エリメレクです。妻の名前はナオミであり、マフロンとキルヨンという二人の息子を連れてモアブに行ってしまいました。ところが、行ってすぐに病気になってエリメレクは死んでしまいました。そして、息子二人は結婚しましたが、結婚して10年足らずで息子二人も死んでしまいました。義母と嫁二人だけが残りました。未亡人です。その残った嫁の名前が一人がオルパ、もう一人はルツです。聖書にルツ記が出るほど有名なルツです。ナオミという姑がこう言いました。あなたがたはそれぞれ自分たちの母親のところに戻りなさい。なぜなら、自分の夫は亡くなっていないから、ここに残って苦労する必要はないと、ナオミは言いました。すると、二人の嫁は言いました。「私たちは母親について行きます」と。でも、ナオミは本当に真実の話をし続けました。「私にはもう何の希望もない。あなたがたが私についてきても何の希望もない。早くそれぞれ自分の道を見つけた方がよい」と言いました。それで、オルパという嫁は分かりましたということで、ナオミの言葉に聞き従いました。しかし、ルツはこう言いました。「私は母の行くところについて行きます。そして、あなたが死ぬところで私も死にます。私が死ぬこと以外には、あなたから離れることはないでしょう。そして、重要なことを言いました。「母が仕えている神が私の神様です」と告白をしました。死ぬこと以外にはナオミから離れないと言っているわけですから、そこまで言われればナオミは言うことがありませんでした。「それだったら、私たちはユダの地に帰ろう」と、ユダのベツレヘムに戻っていくのが今日の場面です。そこで、ルツはナオミに従って、ナオミに仕えていきます。大麦を刈り入れたり拾ったりして、母親に仕えました。一生懸命仕事をしているから、多くの人々が「あの人は誰なのか」と噂されました。そして、大きな農場のオーナーがボアズという人でした。「一体あの女性は誰なのだろうか?」と彼女を助けてあげたりしました。それで、ナオミがその光景を見て少し二人をつなげてあげる役割をしてあげます。結局、ルツとボアズが結婚をすることになりました。祝福された家庭を回復することになりました。だから、ナオミも生かされて、家庭が生かされるようになりました。その中で生まれてきた息子、その名前がオベデです。そのオベデという息子が息子を産みましたが、その子の名前がエッサイです。歳月が過ぎてそのエッサイが息子を産みましたが、その名前がダビデです。つまり、あの有名なダビデ王です。簡単に言えば、ルツはダビデ王のひいおばあちゃんになります。神様がこのように驚くべき祝福を与えたのです。ありえないことが起きたのです。これがまさに救われた者の恵みであり祝福です。
▶では、私たちが問題に遭ったときどのようにするでしょうか。私たちに大きな問題が来たときにどうするか。とても大きな問題にぶつかったときに重要なことが一つ生じます。それは何でしょうか。ほとんどの人々は小さな問題、大きな問題、特別なことがあれば、自分も知らないうちに必ず出てくるのが一つあります。このルツは言いました。他のことはとにかく置いておいて、ナオミが仕えているその神が自分の神であると告白しました。すばらしい告白です。そのために自分は離れることができないということでした。それは母親がかわいそうだから、私はナオミの元を離れられないという孝行の話ではありません。母の神が私の神です。私は死ぬこと以外は母を残すことができないというくらいの信仰の告白だったのです。
▶どのようにして、このような大きな問題を祝福に変えることができたのでしょうか。
これは重要なことです。皆さんが本当の祈りの答えをどのように受けるのでしょうか。ほとんど間違って判断しています。私はなぜ勉強がよくできないのだろうか。なぜ私は頭が悪いのか。私はなぜ事業がうまくいかないのでしょうか。ますます事業が難しくなっている。私は神様を信じて仕えて祈っているのに、どうしてこんなにうまくいかないのでしょうか。このように考えています。
▶ルツはこのように話すべきではなかったかと思います。母親、ナオミが仕えている神様は誰ですか。義父も亡くなり、私たちの夫も亡くなり、子ども二人も一緒に亡くなってしまったのに、私はあなたと一緒に暮らしたいけれども、そんな神様だったら、もう信じたくありませんと言えたはずです。99%の人々は、そのように話をするでしょう。ある意味、現実的にはそれが妥当な理にかなっているのではないでしょうか。私たちもそのような言葉をたくさん言います。なぜ教会がこうなのか。祈って献身してここまで奉仕をしているのに、なぜこんなことになっているのかと思うかもしれません。ましてやある人はこういうことを言いました。自分の母親が祈ったとしても何の意味があるのか、もう祈らないでくださいと言います。昔、私自身がそうでした。私の母親は膝が真っ黒になるほど土下座をして神様に祈っていました。でも、そういうことをしないでくださいと言いました。なぜそのように膝の色が変わるほどに祈るのかと。私の母が傷つくかもしれないので、面と向かっては言いませんでした。それは神様が生きているのであれば、私たちがこのままの状態でいいのだろうか。そう言いたかったのです。私はずっと昔、神様を本当に信じることができませんでした。そして、こんなに大きな祝福とこんなに大きな神様の計画の元に近づくこともできませんでした。そんな私だったので、うまくいかないのは当然でした。なぜなら何も分からなかったからです。
▶この女性ルツを見てください。私はルツの告白を見て、この女性には会ったことがありません。もちろん、皆さんもそうだと思いますが、聖書を見ながら、祈りを通して彼女の思いに出会うことができました。彼女がナオミから離れなかった理由は何か。ナオミが仕えている神様が私の神様ですから、私は死ぬこと以外にはあなたから離れない。だから、あなたが行くところに私もついて行く。そして、あなたが死ぬところで私も死ぬ。そして、あなたの国が私の国ですと言いました。本当にすごい告白ではありませんか。普通の人は問題が来れば滅亡の道を選んでしまいます。また、ある人々は、問題が来ればいろいろと右往左往します。また、お酒を飲んで解決しようとします。お酒で解決できるのであったら、世の中にはどれだけたくさんの種類のアルコールがあるでしょうか。あまた、ある人々は、問題にぶつかるといろいろとふらつきます。こっちへ行ったり、あっちへ行ったり。そうやって動く人は運動には少しなるかおしれませんが解決にはなりません。では、どのように解決できるのでしょうか。皆さん、実際に私たちが今、この部分を知らなければ、事実、祈りの答えが得られないと思います。
▶このルツがナオミを見て、悟ったことがあります。それは何か。

1.問題-長い間続いた霊的問題であることを悟った
▶私たちの問題、私の問題は、すごく昔からあった問題だ。これは主なる神様の契約でなければ、絶対に解決されないということをルツは悟ったのです。そうです。皆さん、事故に遭ったときには、現実に起きた問題だけを見ます。事故現場を見て、それだけで解釈して分析します。でも、学校でも、教会でも、その通りにやってしまったら大変なことになります。事故に対することは、法的に解決しますが、違った目が必要です。それは、その事故は昔から発生する要素があったということです。
▶私が長い間、一緒に伝道運動をしていたある執事さんがいたのですが、この人の特徴はあの教会、この教会と行ったり来たりしていました。落ち着きません。ある日、空港で会いました。その人に答えを提示しました。あなたが一つの教会に定着できない理由は分かる。とても理解できる。あり得る話だ。もちろん、あなたがそうやって転々とすることはあり得ることだ。私が見るに、それが問題ではない。あなたがあの教会、この教会と動いてしまうのは、あなたの長引いた性格だ。あなたは最初からいつも落ち着かない状態で私に出会ったでしょう。でも、いまだに落ち着いていない。それで相手は私の言葉に納得しました。そうですとうなずきました。その霊的問題を治さない限り大変なことになります。この教会に行った、あの教会に行った、これをああした、あれをこうした。そういうことが問題ではない。あなた自身の状態が問題です。
▶その問題をそのままほっておくとどうなるのか。皆さん、モアブという地域がどこか分かりますか。このルツは、モアブがどこにあるのか分かりました。昔は人が少なかったので家族や親戚同士で結婚していました。ある人が言いました。このままだと私たちの子孫が無くなる。心配した人がいました。だから、変装をして父をだまして酒を飲ませ、子どもを産んだ人がいました。それは悪い淫乱な女性だったわけではなく、このままでは私たちの子孫が断ち切られるという思いからでした。それが誰なのか。ノアの長女と次女でした。聖書をご存知でしょう。ノアの長女と次女がそのような形で子どもを産みました。これで、イスラエル民族が完全に追い出されました。そして、呪われたのです。その長女が産んだ子どもの部族がモアブの部族でした。次女が産んだ子どもの部族がアモン人でした。だから、このルツは、モアブの部族だったのです。それにもかかわらず、よりによってエリメレクは、ナオミと息子たちを連れてモアブの地に行ってしまったわけです。
▶では、何を悟らなければならないのか。
1)人類の最大の問題は絶対に科学者や医師が発見することのできない創世記1:2から、創造の前に起こった問題だったのです。暗やみ、空虚、混沌、かたちのない状態。黙示録12章に書いてある、空から落ちたサタンがどこを攻撃したのでしょうか。
2)家庭を攻撃しました。その攻撃した場所が創世記3章の現場です。アダムとエバを倒しました。サタンの完全な勝利でした。
3)そして、その勢力は次の世代にも入って行きました。それが創世記6章の現場です。
4)そのサタンの勢力は、また成功しようとする創世記11章のバベル塔の方に入って行きます。そして、家庭の中に、生活の中に、社会の中に入って行きます。
▶このモアブの地がどういう地であったのか、ルツ走っていたのです。そして、その呪いの勢力は、家庭、家系、自分自身にまで来たということをルツは知っていました。つまり、神の計画もあったと思いますが、その前に死んでしまった家族たちというのは、こういう計画を一切知らずに生きていた。そして死んでいた。
▶このような流れに気づくと一番最初に出てくるのは何でしょうか。「私自身」という存在が見えました。だ。創世記3章、6章、11章にそのまま縛られて生きていた私を見ることができました。誰かに尋ねてみても、これは誰も説明できません。答えがありません。この中にカウンセラーの人たちがいるかもしれませんが、これは相談しながら答えを得られる部分でもありません。長引いた問題です。いいえ、世に渡る前からあったわけです。例えば、ハンディキャップを持っている人たちは、私はハンディがあると思っています。違います。人間なら誰もが持っている創世記3章、6章、11章の問題が、ハンディキャップを持っている人たちには肉体的に現れただけです。しかし、ハンディを持たないとしても目に見えない状態で国や社会を本当に最悪の状況に陥れる人たちがたくさんいます。こちらにろうあ者がいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。多くの人々を殺し、社会をだめにする人たちがたくさんいます。そのような人たちこそ、障害を持っている人たちではありませんか。これらは長引いた問題です。聖書はこう記録しています。それらの問題は、世々に渡る前から隠されていた問題だと言われています。神様のみことばは、本当に驚くべきみことばです。その聖書を見れば見るほど驚くべきみことばだと思います。どんなに努力しても、この問題は解決されません。
▶皆さんがこの長引いた根本問題を見る目が開かれるのならば信徒を見る目、人、事件を見る目が変わります。例えば、人間関係の中でいつもトラブルを起こす人がいます。その起こす人たちを見て、外見だけを見てはいけません。私は昔、釜山で伝道師をしていたとき、若干自閉症にかかった子どもが教会に来て、礼拝中などに騒がしくしました。その子どもの状態を知らない人は、「あの子供をどうしましょう」と言っていたのですが、でも、私は「ただ黙って放っておきなさい」と言いました。そのような子どもたちは、多くの人々が自分に注目するときに落ち着いて行きます。そういう病気です。発作を起こしたり、パニックの状態になったりしますが、それは周りがどんどん自分を見てくれる時、自分に目を集めてくれる時にその行動をやめたりします。そのような霊的問題は、世々に渡る前からあった問題だということです。今日、皆さんがこの根本の流れが分かるなら、多くの目が変わっていきます。
▶私はなぜ信仰生活をしなければならないのか。なぜキリストでなければならないのか、自分の家系を見て分かりました。長引いた問題です。大韓民国が5千年間、石や木に向かって拝んでいた偶像崇拝が長くなっていた文化です。日本のために祈らなければなりません。その偶像の問題は長く長くあった問題です。靖国神社参拝をして偶像崇拝をしながら、続けて困難がありましたが、それが長引いた問題です。これらの部分を日本の人々が知ったうえで祈って行かなければなりません。
▶ですから、神様のみことばだけが答えです。このみことばだけの内容を悟ったのが、ルツであったということです。だから、感謝と謙遜と、そして、献身すべきことしか残りません。なぜなら、この流れが見えますと、私が見えてくるからです。それが見えないまでは、自分自身を主張しました。自分の基準がなければなりません。自分の思いに合わなければならないということだったのです。だから、先週の2部礼拝でも、皆さんにも質問しました。皆さんが知っていることが多いのか、知らないことが多いのか。申し訳ないですが、知らないことが多いのです。私は見たことが多いでしょうか。見なかったことが多いでしょうか。見たことがないことの方が多いのです。私が神様以上に多く分かるでしょうか。知りません。ですから、自分の基準にしてすべての物事を見て、貴重な真理を逃しているのです。私は誰でしょうか。私はいないということでしょうか。違います。自分がいないわけではなく、本当の自分が別にいるということです。今回のLA集会でこれらの詳細なメッセージをしようと思っています。皆さんの問題を外見だけではなく、このような流れを通して見ていただきたいと思います。
▶私は以前から、数回話したことがあるのですが、それをなぜ今日、また申し上げるのか。そのような人が多いからです。例えば、うちの夫は公務員なのに昼夜を問わずお酒ばかり飲んで家に遅く帰ってきます。子どもが見るのに恥ずかしいから離婚まで考えているという人がいました。とても賢く多くを学んだ執事さんなのですが、私の側近の人でもあるので、真剣に泣きながら話していたので、私がお話をしました。人前でそうやって泣くような人ではなかったのですが、あまりにも苦しいから私の前で泣いていました。それで私が、「旦那さんはいつ帰宅されるのですか」と聞いたら、午前2時、3時頃だということでした。「そんなことは男ですから、ありえますが」と言ったら、「いや、毎日そんなことをしているのです」と。彼女は、お酒を飲むのが公務員なのかと言っていました。「執事さん、私はそうは思いません。私は彼を見てとても良い人であり、賢い人だと思います」。すると、執事さんは「そうです。外見はそのように見えます」。「いいえ、そうではなく、本気でそう思います。あなたの夫は一流大学を出て、職場に入って公務員生活をしている。しかし、何だかわからないが、自分を見つけることができなかったからだ。何だかわからないけれど、自分自身を見つけることができていない。だから、何かにさまよっているように見えるけれど、自分探しをしているような気がする。あなたの夫が抱えているその寂しさ、孤独の問題は長引いた問題です」と言いました。なぜいつもお酒を飲みに行っているのか。それは、家で飲むよりそのようなところに行って飲む方がましだからです。執事さんよりよいからです。執事さんはいつも小言を言うけれど、そのような店に行って飲みますと、雰囲気もいいし、きれいな女性もいるわけです。旦那さんは本当にハンサムな方ですから人気者でしょう。私は執事さんの旦那さんを理解できます。だから、夫のために祈ってくださいと言いました。祈るというのも、ただ単に無鉄砲に自分の基準で祈ってはいけません。目に見えることだけで判断しています。長引いた霊的問題は、一切考えていません。この執事さんは私の言葉に衝撃を受けて、賢い人ですから理解したうえで、次の日から早天祈祷会に出席されました。そして、早天祈祷会が終わって、家に帰って夫が眠る姿を見て、かわいそうだなという思いがよぎりました。このように変わるのです。昔は旦那さんのスーツを見るだけでも不平不満が出ていたのに、今は寝ている旦那さんの姿を見て本当に気の毒な気がして、心から祈りが出てきたということでした。そして、今、その夫がどうなったのか。完全に変わりました。
▶私たちの祈りは、何かうわべだけを祈っているのではないかと確認すべきです。ルツが何かを見ました。難しいことを見たわけではありません。聖書をよくご覧ください。

2.ナオミについて行ったということは契約について行ったのだ
▶2番目です。ナオミに従ったように見えますが、契約に従ったのです。
1)母親の神が私の神だという言葉は、創世記3:15が何なのか分かって契約に従ったという意味です。自分の先祖ノアに与えられた契約、アブラハムに与えられた契約、モーセに与えられたその契約の神が私の神であるということです。これからメシヤが来るから、神のみことばが成就される現場だと知ったから、死んでもついて行くということです。つまり、契約について行ったルツであったわけです。
▶皆さん、もしかして大問題にぶつかっていますか。落胆するなら、とことん落胆してみてください。中途半端な絶望ですから、希望が見えません。絶望したければ、とことんやってみてください。私は昔に倒れてどれだけ絶望の中に陥ったのか、私は何の希望もない人間だということが分かりました。それを認めたとき、私に見えることがありました。聖書が見えました。
2)なぜキリストが重要なのか。人間の永遠の問題は解決されません。その証拠に、地球はこんなにも発展しているのに続けて困難がやってきます。どれぐらい発展しましたか。携帯電話を皆、持っておられるでしょう。若い人たちにもお話したのですが、大人と話をするときは、携帯電話を消してください。そして、私は祈る時間、集中して勉強する時間は、携帯電話をオフにします。今、全世界のエリートたちは、集中するときは携帯を使わないという風が吹いています。さらに、学生は携帯電話を持つ時間は1日に1時間だけと決めて通話するという風まで吹いています。なぜなら、携帯電話によって重要なことを全部、逃しているからです。発展すればするほど、重要なことを逃していきます。それとともに、霊的なことは、だんだんと死んでいきます。ダニエル12:3に、多くの人々を正しい道に戻るようにした者は、天の星のように輝くと言われています。そして、ダニエル12:4には、終わりの時代は、すべてが早くなると言われています。早く、スピーディになる。預言された言葉です。これから発展すれば、アメリカにも1時間以内で行ったり来たりできるでしょう。それぐらい発展していくはずです。ところが、人間は死んでいくのです。霊的に。聖書に答えが出ています。
▶ルツはナオミについて行ったのではなく、神の契約に従ったのです。

3.祈りの奥義を持った人だ
▶3番目です。成功するために行ったのではありません。彼女は行って母親の言うこと聞き、ボアズに会って結婚しました。そして、オべデを産んでダビデを生みました。これがどういう意味かと言いますと、神様の導きを受けた生活です。つまり、そのためには祈りの奥義があったということです。皆さんが祈りの奥義を見つけてください。
▶皆さんが本当に契約を握って一週間、朝に5分、10分、20分、30分でも祈ると、皆さんの人生が変わっていきます。ある日、モアブの女性だったルツを通して、オべデからダビデまでイスラエルの最高の王が生まれる場に神様がおかれたということです。何かをやったことではなく、自然になっていったことです。だから、私はいつも霊的な祝福、福音のプライドがあります。広告しなければならないほどのものであればしないようにと言います。宣伝を多くしなければ集まらないようなものなら、むしろやらない方がいいといつも言っています。秘書たちにもいつも言い聞かせています。こうすればできる、ああすればできるという、そのような努力によってできるようなものならば、やらない方がいいのです。唯一性の答えを受けなければなりません。こちらには貴重なレムナントたちがたくさん来ていますが、皆さんは今の時期から他の人よりも30分早く動きなさい。その30分は何も言わず、本当に一生をおいて自分の人生を置いて祈りを始めてください。今はどのような変化が現れるか分かりません。後に分かります。ある日、人生が180度変わっているはずです。ルツは180度、人生が変わってしまいました。

結論
▶もっと驚くべき事実は、結論は何でしょうか。肉的な系図かもしれませんが、このダビデの系図から、ヨセフを通して、イエス•キリストがお生まれになります。もちろん、イエス•キリストは、肉の血統ではありません。ヨセフとマリアの家系を借りただけであるのですが、とにかく大きな栄光の出来事です。
▶祈りの奥義を持っている人は違います。また、年寄りほど霊的な力を得なければなりません。今回の新しい家族の集会でもお話ししましたが、年をとればとるほど霊的なパワー、力が必要になります。特におばさんの皆さんは霊的な力が必要です。本当にそう思います。私は道端で見ると、男性は年をとってもスーツなどを着ているとかっこいいのですが、女性は一歩間違えると、あのようになることができるのかと思うほどおばあちゃんの姿になってしまいます。男は老いてもそれなりに大丈夫だが、女性は老いたら本当に大変です。それで、皆さんが霊的な力をもっと得なければなりません。朝起きて祈る、この何でもないような積み重ねの霊的な姿勢が、人生の決定的な瞬間を左右するようになります。オルパは離れました。しかし、ルツはついて行きました。このように異なります。決定的な瞬間、友人関係が変わりますし、決定的な瞬間、結婚するときに異なります。非常に重要な瞬間、失敗します。選択をするときにも、すべて間違ってしまいます。しかし、祈りをいつもする人は違います。余裕があります。そして、神様が与えられる力があるので、心が平安です。ダビデは、逃亡する中、死ぬ思いをしながらも、主は私の羊飼い、私は乏しいことがないと余裕の告白をしました。
▶私は祈りを通して自分の過去を振り返りますと、幼い時からすべて祝福の土台であったと思います。人には言えないような過去も、実は今の伝道運動からしてみると完全に祝福になっています。私は子どもの頃、朝鮮戦争、戦後を経験しました。家全体が燃える火災も経験しました。だから、食べ物が一切、ありませんでした。今は食べるものがないといっても、あまりピンとこないかもしれませんが、戦後は本当に貧しい時代でしたし、町全体が燃えてしまいました。だから、私たちは、山に行って暮らすようになりました。だから、木を食べたりアカシアの花を食べたり、山に登って松の下にあるキノコを食べたりしていました。今考えてみると、完全栄養食です。そして、バッタも焼いて食べたり、カエルも焼いて食べたり、ヘビも料理して食べたことがあります。多く取りましたが私はたくさんは食べられませんでした。親戚の兄から食べなさいと勧められたので、何口かは食べましたが、私の口には合いませんでした。とにかく、今考えますと時代的な補薬だけを選んで食べていたのです。それは今の伝道運動のためだったのだと思います。家が山にあったので、毎日が登山でした。今も、秘書たちは私より若いのに、高い山に登ると私にはついて来られません。釜山に行けば70階段というほぼ直角傾斜の階段があり、人達は上がって来られません。私は上がれます。これはなぜでしょうか。私は子どもの頃からあまりに訓練ができていたからです。これが全部、苦しい時代でしたが、祝福でした。なぜなら、私は伝道運動をしなければならないからです。苦しいこと、人間関係、たくさんの事件、事故は、私にとって生きることの方法を神様が示されたことでした。人を見ることも教えられました。福音のない人々が、物質の奴隷になってしまうように、ある者に対しても理解できるようになりましたし、ない者、貧しい人たちを考えることも学ばせていただきました。伝道師になった後も、教役者の生活の大変さは分かります。そう言ったことが全部、土台になったということです。そのような経験のない人は、本当に小さな問題にもすぐつまずいたり、苦しいと言っていました。私はだからルツが理解できます。あれだけ家系に困難がきたのに、全く揺れませんでした。それは信仰が良いふりをしたのではなく、実際的に彼女は契約があったということです。
▶今日、皆さん、じっくりと考えていただきたいと思います。神様の本当の答えを受ける祝福の今日であるようにイエス様の御名でお祈りします。


(祈り)
神様、感謝します。貴重な方々を神様の子どもとしてこのように召してくださったことを感謝いたします。様々な世論が飛び交う中で困難に陥ることなく、霊的な目を開いてください。世の中の偽りごとに、混沌に陥らないように、私たちのレムナントたちを祝福してください。自分自身、無駄な偽りごとに滅びることのないように力を与えてください。青年たちがだまされないように、神様が祝福してください。そして、神様の契約の中で、この難しい時代に堂々と生き残る霊的な切り株でありますように。特に重職者を初め、年配のすべての方々の上に大きな力を神様が与えてください。人生にあって一番美しい恵みが今日注がれるように、イエス•キリストの御名によってお祈りします。アーメン。