[2006年2月25日/産業宣教メッセージ/ソウル メイフィールドホテル/柳光洙牧師]


共同体と産業宣教(91) –役員と契約的祝福
(創世記12:1-3)


@序論:創世記12:1節です。‘その後、主はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。’特に3節を見れば‘あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。’と言われました。何も心配する必要がありません。あなたを祝福する者をわたしは祝福すると言われました。皆さんを呪う者を神様が呪うと言われたのです。理由は、地のすべての民族があなたによって祝福されると言われました。世界福音化のためです。役員が、契約的な祝福をつかまなければなりません。そうだという時、役員に最も重要なことは何でしょうか? そして、伝道者に重要なことは何でしょうか?
(1)メッセージ(みことば):それがメッセージです。言わば、みことばなのですが、みことばが私にどのように入ってきているのかが重要なのです。神様のみことばは確定しているので、これがどのように私に入ってきているのかが重要なのです。この神様のみことばを、私がどのように理解しているのかが重要なのです。これがすべてです。それで、私たちのタラッパンでは三つ重要なことを持っています。持続するしかないメッセージです。これがあってこそ世界を生かせるのです。それで、牧師は、率直に説教に全く負担があってはなりません。それであれば、メッセージが正しくなされているのです。そうしてこそ、教会が生かされるのです。伝道団体が生きるのです。メッセージで何をするかと言いながらさ迷えば、伝道団体になれません。それで、すべての聖徒は、メッセージを受けるのがすべてです。皆さんが人生を生きていくほど、メッセージで聞いたとおりになるのです。それで、メッセージがすべてだと言えます。そのまま終わるのではなく、皆さんがメッセージを聞くのが、必ず成就するようになっています。
(2)メッセンジャー:そして、私たちのタラッパンは持続するしかないメッセンジャーです。私を含めて、多くの牧師と一般信徒までが、メッセージを伝えています。
(3)戦略:そして持続するしかない戦略です。この三つが世界福音化の鍵です。それで、この三つの中にすべて入っているのです。戦略をどのようにするのかではなく、続くしかない戦略が出てくるのです。米国の重要な方が、3年訓練受けて帰る時に、私に挨拶をしにきました。どのようにすれば、米国を福音化できるかを尋ねたのです。三つの風を起こしてくださいと言いました。最初はメッセージです。米国を生かすメッセージが起きなければなりません。そのようにしようとすれば、メッセンジャーがいなければなりません。それで、神様の方法である戦略が出てこなければならないのです。その中で重要なのはメッセージです。これを言い換えれば、契約です。結局、皆さんの中にメッセージがどのように整理されているのかによって、そこまで人生が到達して死ぬのです。このメッセージが、どれくらい重要なのかを話します。日本で40年間いた人は、日本人が驚くほど日本語が上手です。その方が重病になって死ぬようになって、病院で死ぬか生きるかした時、本当に驚いたことは、昏睡状態に陥る直前になったら、日本語が出てこないのです。自分の幼い時から韓国で暮らしていた時に使った韓国語が出てくるのです。日本語を全くしないのです。そのように、日本語が上手な人が出てこないのです。その人の中に入っていたことが出てくるのです。私たちの人生と牧会も、全部メッセージのとおりなるのです。いくら信仰生活が上手でも、メッセージが違ったのが入っていれば、違った人生になるのです。メッセージが、神様が願われるメッセージが正確に入っていてこそ、正確な導きを受けるのです。どの程度、契約をつかまなければならないのでしょうか?

1.霊的問題:私の霊的な問題が解決される程、契約をつかみましょう。
(1)傷→ 感謝:人は誰でも傷があります。この傷は長く積もったのが多いのです。これがメッセージに変わらなければなりません。メッセージに変わってこそ、感謝が出てきます。感謝にならなければ、結局、傷で問題がくるのです。ある時、TVに出てきました。男性ひとりが眠りながら歌を歌うのです。家庭に村にうわさが立つのに、本人は知らないのです。それで、放送局で記者がきたのですが、寝つくやいなや歌を歌うのです。夜通し歌うのです。隣と家族が眠れないように歌うのです。何か歌を歌うかとすると、北側にいた人だったのか、北朝鮮にあった歌を歌うのです。記者が不思議だと言うのですが、傷が積もるからなのです。
(2)判断→ 最高の座:傷があれば、誤った判断をするのです。そして、曲がった考えを継続するのです。私の中にあるものが出てくるためです。私たちは今、メッセージを悟って、私が本当に最高の座にいるということが確認できなければなりません。
(3)被害意識→ 契約的祝福:霊的な問題が解決できなければ、自分も知らない間に、教会にいてもそうで、家にいてもそうで、どんどん被害意識ができるのです。ひょっとして誰かが私をどう思うのかということに対する被害意識ができるのです。
(4)比較意識→ 人間尊重(Oneness):そうしたら、同僚の間でも比較意識ができるのです。少しだけ違ったり、少しだけ治っても比較意識ができるのです。一般信徒は、牧師が誰かに少しだけよくしても比較意識ができるのです。
(5)不信仰→ 信仰の3つの原則:このようにするので、信仰生活をしながらも不信仰になるのです。これが霊的問題の通路です。私たちはこの契約的な祝福を受けなければなりません。それでこそ、被害意識に勝てます。そして、恵みを受ければ、人をとても尊く思うようになり、尊重するようになります。福音を悟るほど、信徒が大切になるのです。福音を悟るほど、長老が大切になるのです。そして、福音を悟るほど、新しい信徒が大切になるのです。福音を悟るほど、教会と主のしもべが大切なのです。それでこそ、正しく信仰ができるのです。信仰の中で一番重要な信仰が何でしょうか? メッセージが整理されていなければ、何の信仰かわかりません。信仰の中に一番重要なのが、救いを得る信仰です。しかし、これが違った人が多いのです。その次にくるのが、神様の力を信じる信仰です。ここによって、みことばと契約が正しく伝えられるのです。

2.祝福:神様が役員に必ずくださった祝福があります。1番になれば、回復するのです。これが5つの契約的な祝福です。役員は回復しなければならない理由があります。なぜなら、神様がそのようにくださったためです。
(1)根源的祝福⇔プログラム:今日から考えを変えなければなりません。私たちがどのようにするというプログラムではありません。神様がアブラハムに根源的な祝福を与えられました。あなたは、祝福の根源になる。それで、その子イサクも泉の根源を得たと言われています。根源を得れば、そばの他の井戸は捨ててもかまわないのです。経済、信仰も根源的なことを得てこそ、他のものを埋めておけるのです。今回の献身礼拝の時に話すつもりですが、根源的な祝福がとても重要なのです。根源を得てこそ、根源的な祝福を得るのです。簡単に話せば、タラッパン伝道運動とは、そんなことです。伝道の根源を得るのです。何でも同じです。それで、皆さんに神様が祝福の根源になれと言われるのです。全く心配する必要がありません。どのようにするかというプログラムを心配してはなりません。これは、神様の祝福が近くくれば細かく見れば良くて、遠くにある時は走っていってみれば良いから、プログラムを心配することはありません。
(2)代表的祝福⇔手段,方法:そして私たちは、どんな手段と方法を持って生きるかと言うのではありません。あなたによって、国々が祝福を受けるようになると言われました。これが代表的な祝福です。心配する必要がありません。事実、私たちは色々な人の中で生存競争の中で生きています。
(3)時代的祝福⇔生存競争:正確な福音を持っているので、神様は時代的な祝福をくださるのです。福音だけ正しく知れば、時代的な祝福をくださるのです。神様がアブラハムをこういう意味で話されました。
(4)記念碑的祝福⇔現実執着:今日、何を食べて生きるのか? アブラハムはこう思ったのです。しかし、神様はアブラハムに、そのような祝福でなく、あなたの子孫がどのように生きるのか、記念碑的な祝福を味わいなさいと言われました。そして、このようにおっしゃられたのです。あなたを祝福する者をわたしが祝福して、あなたを呪う者をわたしが呪うと言われました。
(5)不可抗力的祝福⇔問題:誰も防止できない不可抗力的な祝福をあなたに与えると言われました。これです。確かに福音を持ったためです。私は皆さんが福音の隊列に立ったのは間違いないと見ています。それでは、ここに立つこともありません。方法でもありません。手段、方法ではないのです。この競争の中で、どのように生き残るのか、難しい現実でどのように生きるのか、全く問題ではないのです。記念碑的な祝福をくださいました。アブラハムがこれを悟る時まで困難にあいました。自分自身に問題が多かったためです。問題ではありません。私はこの頃、心の底からいつも新しく悟ることがあります。‘全世界が教会にならないのは、牧師のためにだめなのだ。なぜなら、とても問題が多くて基本がならなくなっている’と思ったのです。ところで、この頃このメッセージを見ながら‘違う。牧師が持っている問題を神様が勝てないということか?牧師が持っている無能が、神様の力を押すということか? 違う。メッセンジャーである私がそのように考えるのは違った答えがくるだろう。神様はなさることができる。確かに時刻表になれば働きが起きる’と考えを変えました。事実、牧師の中で私たちのタラッパンでも、教会が全くだめなのに、この運動にずっと参加している人がいます。ある人は、自分の家賃を持って訓練を受けに通うのです。初めには変だと思いました。そして見れば、タラッパンに働きが起きる人が多いのです。しかし、全く働きが起きないでも、ずっと付いて回る人がいます。むしろ働き起きる人を見れば、少し雰囲気を見て応用するのに、この人たちはそうではありません。この頃になって、見えるようになったのは、牧師が一つになって世界を回るので、全世界のレムナントが起きるのです。それで時間が経つほど、そうなのです。誰が神様の契約を防げるでしょうか? 私たちが悟って、不信仰をなくせば、はやく答えがきます。ある日、アブラハムが悟ったのです。こういう祝福を、神様がアブラハムに初めから与えられたのですが、アブラハムがそれをよく理解できなかったのです。だから、初めから問題がくるのです。わたしが示す地で行けば、あなたは祝福される。到着するやいなや、飢謹になって、アブラハムがエジプトに降りて行って失敗したのです。そして、子どももいません。それで、おいロトを連れてきたのですが、彼が問題を起こすのでした。簡単に話せば、アブラハムになることがなかったのです。ある日、悟りました。そうだ。神様が私をこの祝福くださるために呼ばれた。それで、決断を下したのです。その決断で、おいを送りだしたのです。おいを送りだしたのが何でもないように見られるのですが、アブラハムには重要な決断だったのです。その時、神様がおっしゃられました。東西南北を見回してみなさい。縦と横に通ってみなさい。永遠にあなたに与える。そして、わたしがあなたの盾で、あなたの報いだと言われました。神様が私たちの報いになるということが、どんなことより重要なのです。この祝福が、そのまま成就されました。これを詳しく見れば、皆さんがこの祝福をずっと持っていることが分かります。ただ一つの差は、このメッセージが私にたくさん入ってこなかったということです。それで、キリスト教歴史上、初めて役員神学校を作ろうとするのです。このメッセージを聞いて、米国ではすぐに作ろうとしています。私たちの役員が、この祝福をみな受けなければならないためです。その理由は、当然、この祝福を受けるようになっているからです。どのように紅海が分かれたのでしょうか? 信じることができないでしょう。どのようにヨルダンが分かれて、エリコが崩れたのでしょうか? 最初、神様の計画です。皆さんがどのように祝福を受けるのでしょうか? 神様の計画です。皆さんに、この祝福をくださると神様が約束しておられるのです。必ずこの契約を持って子孫が起きる祝福を受けることを望みます。

3.出発:どのように出発すべきでしょうか?
(1)確信:私たちは2番に対する確信を持って出発しなければなりません。私たちが持つ確信は、基本的な確信もあるのですが、役員は2番に対する確信がなければなりません。ぱっと見れば、とてもものすごいことなので、合わないように見えます。しかし、詳しく見れば、これが合うのです。私たちが今、ここに集まる理由も2番のためです。私たちは確信を持って出発しなければなりません。全く心配することがありません。
(2)神様の方法-必然性、当然性、絶対性:それでは、この時から神様の方法が見られるのです。こういう働きが起きるのです。ここに対する確信を持っていれば、初めにはだめなように見えても、アブラハムが勝ってしまうのです。どんな方法が見られるのでしょうか? 私が救われて、他の人が救われるのは、偶然でなく、必然的です。そして、この福音が他の人と子孫に伝えられなければならないのは絶対的です。それなら、今、私たちがこの答えを受けるのは当然のことです。事業も牧会も信仰生活もこれが見えるべきです。時々、牧師が言うのには、信徒が反対して嫌なことが起こるということです。それは、これでないためです。アブラハムを見る時のように、そうだと考えられることをしなければなりません。あまりにも必要で、当然で、絶対的なことは防ぐ必要がないのです。必要でなくて、絶対的でなくて、必ず必要なことでないことをすれば、滅びるようになっているのです。私たちの事業も同じです。今、している事業が少し足りなくても、私たちは神様の方法を発見しなければなりません。未信者でさえも、福音を受けられなかった人でも、これを発見した人はお金を儲けたのです。鄭周永会長もこれを発見したのです。今は、その方法が合わないでも、その時はその方法が合ったのです。私たちは神様の人です。皆さんがこの祝福(2番)を置いてずっと祈れば、この三つの答えがくるのです。長老、按手執事、教会の役員が、この祝福を受けるようになることで勝利するようになります。
(3)自分の改革:それで、私たちに最も最後に残ったのが自分の改革です。その中で最も必要なことが、自らの考えが変わって、方法が変わって、聖霊の導きを受けるようになるのです。それで、誰でも勝利するようになっています。皆さんが教会に帰って、皆さんの教会を生かす祝福があることを希望します。皆さんが教会に行って、この役割をしなければならないのです。
* 出エジプト:皆さんが出エジプトの役割をしなければならないのです。今、押さえられて、死んでいく者を生かせる出エジプトの奇跡の先頭になることを希望します。
* 出エジプト バビロン:皆さんが教会に行って、バビロンから抜け出す出エジプト、バビロンの主人公にならなければなりません。
* 出エジプト ローマ:イスラエル民族がローマの植民地から抜け出せる祝福が、役員を通して成就されなければなりません。私たちが契約をとらえて正しく祈っていれば、多くの話合いも必要ありません。話し合いが多いということは、多くことを対話しなければならないことです。それを悪く話せば、全く聖霊の導きを受けていないという話になります。聖霊は一つなので、この祝福を受ける人が出てくれば、全く話合いが必要なくても、通じるようになっているのです。この間、行ったら、デービッド・キムのお父さんがこういう話をしました。ビル・ゲイツがこういう話をしたということです。あなたはとても重要なので、お金をもうけようと思わずに、大きいことを見ろと言われたそうです。この話を聞いて、デービッドとお父さんがすぐに通じたのが、そうだということで、葛藤なく答えが出てきたのです。それで何かを準備しているということです。私と相談しなかったが、通じるのです。お金を儲ければレムナント運動をするということです。私はしなさいとは話さなかったのですが、自分たちがそのような話をしているのです。私たちが本当に聖霊の導きを受ければ、聖霊は一つなので、多くの相談をする必要がありません。教会と事業も、この三つを探せば、答えは出てくるのです。これが契約的な祝福です。役員は、必ずこの祝福を回復する勝利者になるでしょう。教会ごとに、帰れば皆さんの教会を生かす、この祝福が必ずあることを希望します。私が持った霊的問題も、自ずから解決されるようになっています。長老、按手執事、この場に参加した牧師たちが、この祝福を受けるようになることを希望します。

-要約-
<共同体と産業宣教(91) –役員と契約的祝福(創世記12:1-3) >
1.霊的問題に勝利するには
(1)傷→ 感謝
(2)考え→ 最高の座
(3)被害意識→ 契約的祝福
(4)比較意識→ 人間尊重(Oneness)
(5)不信仰→ 信仰の3つの原則
2.役員が必ず受ける祝福
(1)プログラムでない根源的祝福
(2)手段,方法でない代表的祝福
(3)生存競争でない時代的祝福
(4)現実執着でない記念碑的祝福
(5)問題のためでない不可抗力的祝福
3.役員の出発
(1)確信
(2)神様の方法
(3)自分の改革
①考え(判断)
②方法(意見尊重)
③聖霊の導き(時刻表)