[ 2006年8月26日/産業宣教/メイフィールドホテル/柳光洙牧師]


共同体と産業宣教(117)改革の主役(6) -神様が備えられた女産業人
(使徒16:11-15)


@序論:使徒16:15節を見れば、マケドニアで初めて会った女性です。神様が備えられた女産業人です。今、私たちの宣教師が3週間の訓練を受けるために入ってきています。今週、1週目の訓練が始まりました。次の週には現場を見るようになります。3番目の週には宣教大会が開かれるようになります。宣教師ひとりがかなり重要です。
(1)アンダーウッド、アペンセラー、アーレン:韓国にこういう宣教師が入ってきました。アンダーウッドのような宣教師です。その次に、アペンセラー宣教師が入ってきました。それぞれ、長老教とメソジストです。この人達の前にアーレンが入ってきました。アーレンは一般信徒であり、医師です。この方たちが入ってきて、韓国に大きい変化が起きました。この時から病院と大学ができて、文化が起き始めたのです。この時には高宗皇帝だったのですが、門が開いたのです。
(2)トーマス:その前を見れば、トーマスがいるのですが、入ってきて殉教しました。この時には、韓国はまだ暗いから、宣教師が入ってきたのですが、殺したのです。
(3)改革時代:それから遡れば、改革時代に多くの福音運動が起きました。
(4)パウロ:根をさぐれば、パウロのような人物が最初の宣教師で派遣されたのです。問題は、宣教師1人がどれくらい重要なのかです。宣教師1人によって、その次に時代が変わるのです。私の感じであり、推測です。この方たちが入ってきて、長老教とメソジストも作りました。それなら、この方たちが、どんな色を持っているのかによって、韓国が変わるのです。この方たちがどんな性格を持っていたのか、どんな信仰をどのように伝えたかによって、後にくるのが違います。結果が別のものです。
(5)独立:この方たちがとても良くしたことがあるとすれば、韓国教会を独立させたことです。とても良くしたと思います。韓国を手助けするのではなく、立て起こそうと言ったのです。多分、神様はそのために、韓国経済を祝福されたと思います。この時、この人たちが入ってきた時、韓国はほとんど食べさせてもらう水準でした。今のフィリピンよりきびしかったのです。私たちが幼い時、私の家の前に英語で書いているあき缶がたくさんありました。それが、私たちがみな米国からもらって食べたあき缶でした。幼い時、大人たちが広場に集まって救済品の服を分け合っていました。今ならば想像も出来ないことでしょうが、その時はそのために争ったのです。それを見て、宣教師が手助けするのではなくて、独立をさせなければならないと思ったのでした。それで在職を立てて、献金もするようにさせ、無理に悟ることもできなかったのですが、十分の一もするようにさせたのです。それを通して、早い時期に韓国教会が成長しました。しかし、胸の中にはいつも残るのが「この方たちが、どれだけ福音を持っていたのか」ということです。
(6)米国,韓国:アーレン宣教師の場合は、医師だったのですが、奉仕精神が多くて韓国に来たのかもしれません。今の多くの医師宣教師のように。アンダーウッドの場合は、米国の長老教で派遣をしたのでしょう。アペンセラーは、メソジストで派遣をしたのでしょう。今のように、宣教費をみなもらって、韓国に来たのでしょう。この方たちは、感謝なのですが、そのような部分には「どのようにしたのだろうか?」これが今日の私たちの宣教師の課題です。私たちが本当に重要だというくらいのことではありません。宣教地域でどのようにするかにしたがって、その次が変わるのです。それで、韓国は全般的に見る時、どんな結果が出てきたでしょうか? 米国教会に似た教会が出てきました。それしか仕方がありません。米国で宣教師を派遣したのですが、米国のようにしたので、米国と似た結果が出てきたのです。米国教会が今、崩れているのですが、それでは、韓国教会も米国教会のように崩れるという結果が出てきます。こういう重要な結果を見て、宣教師が献身する時、どんなことが起きるのでしょうか? ここに最も背景になる方たちが産業人です。ですから、少し自分の考えですが、アンダーウッドやこういう方々より、殉教したトーマスのような方たちが、聖書的でもあると思います。聖書一冊だけ伝えて死んだのです。驚くべきことに、トーマス宣教師を殺した人の息子がイエス様を信じて役員になりました。このように多くのことを経て福音が入ってきたのです。ここで私たち産業宣教で祈らなければならない部分です。それで、どんな結論が出てきたのでしょうか? 宣教師1人のゆえに、全てがみな変わったということです。こういう結果を産みました。宣教師が韓国に入ってきて、すべての文化をみな変えたのです。これが小さいことのようですが、こういう結果を産んだのです。セブランス病院、延世大学が宣教師が建てたものです。ですから、韓国文化を完全に変えたと言えるでしょう。その時、幸いに李承晩大統領などが全部イエス様を信じる人でした。
①文化、律法教会:非常に影響を与える宣教と韓国教会が律法教会に陥りました。このような時、福音を持った宣教師一人が本当に重要なのです。

1.神様の人
私たちが宣教する時、一番重要なのが神様の人です。この宣教師ひとりのために、地域にこういう結果を産んだのです。それで、産業人、牧師が祈ることは一つしかありません。本当に福音を持った宣教師1人ならば良いのです。本当に福音を持った宣教師が行けば、まちがいなく、こういう結果が出てきます。
(1)証人:単純な証人ではなく、みことばの証人ではなく、教会の証人ではなく、福音の証人です。この人が出てくれば、みな生かされます。
①見た者:証人ということは、見た者を言うのです。福音のものすごいことを見た者です。
②持った者:見るだけの者ではなくて、それを持った者です。多くの神学者が見物だけするのですが、持たなければなりません。見物だけする者ではなくて、持っている者です。
③味わう者:持って講壇でだけで話すのではなくて味わう者です。
(2)伝道(宣教) -伝道と宣教は同じ言葉です。
①使徒10:38 -悪魔に押さえられた者を引き出すのです。ですから、ものすごいのです。
②使徒13:48 - 「永遠のいのちに定められていた人たちは、みな、信仰にはいった。」となっています。定められていた人ということは、すべての計画が成就されるのですが、その成就される瞬間のことを言います。予定、摂理があるのですが、その中でその成就される時刻表が定められたということです。ですから、かなり重要なのです。
③ローマ16:25-27 -世々にわたって長い間隠されていたが、今や現わされたこと、これが福音です。私たちが宣教師のために、祈りをいくらよくしても関係がありません。講壇の牧師のためにいくら祈っても、関係がありません。牧師が前述のことを持っているのか、持っていないかが重要です。もちろん、人格もある程度ならなければならないのですが、前述のようにならなければ、立派なだけに損です。非常に立派であっても、前述のことにならなければ立派にほろびるのです。力があればある通り、力がなければないように、問題になります。力がなければ教会にならず問題で、力が多ければあれこれして問題になります。少なくとも、牧師、宣教師という時は、見るべきです。「これが福音だな」ということを持って味わわなければなりません。そのような人が動くことが伝道と宣教です。これが重要だというよりは、このようにならなければならないのです。

2.神様が備えられた女産業人
この働きの手伝いをする産業人は祝福を受けるしかありません。こういう宣教師を助けることは、世界で一番祝福を受けるしかないのです。もし前述のことにならなければ、結局は、米国教会のように律法教会になるのです。今、韓国教会が米国教会に似ていっています。今、教会がたくさん成長したのですが、結局、どんな結果を産むでしょうか? 米国教会は、教会に人々が集まらないで多くの問題が起きています。運営費を出せなくて、教会の門を閉めるのです。集めようとするから、集めることをしたのです。それがさらに問題になりました。ある教会は、音楽を通して集まるからといって、行ってみたら、キャバレーのようにしていました。しかし、実際はキャバレーより劣っているのです。ナイトクラブにしておいたが、実際のナイトクラブより劣っています。結果的に、本当にナイトクラブに送る役割をするようになったのです。プログラムを作ったのですが、変でした。ヨーロッパには、さらに深刻な問題がきました。教役者をする人がいないのです。教会に来る来ないは、その次の問題で、教役者をする人がいないのです。その合間を利用して、暴動を起こすイスラムが教会を一つずつ買っています。この一つがこのように怖いのです。ですから、今、タラッパンに来ている方は、体質にならなくなっているからですが、幸いなのです。ある面で見れば、仕事をするなという話ではありません。この部分を見られないように仕事をするのはやめようということです。この部分を見られないようにしたのがパリサイ人で、こんにちの教会史の流れでした。それで、神様は宣教師1人と牧師1人を持ってすべての地球を動かしておられたのです。
(1)5つの時代ぶりに準備した福音運動-どれくらい難しいのか、福音がほとんど5つの時代ぶりに出てきたのです。5つの時代とは何でしょうか? 族長時代を経ながらも出て来ませんでした。奴隷時代を経ながらも、ほとんど出て来ませんでした。イスラエル民族を半分ぐらい殺して、やっと悟るようにしたのが血の契約です。なぜ、こんなにも悟れないのか、本当に残念な事です。完全に奴隷になって「血を塗るから出たんだね」と悟ったのです。それと共に、王制時代を経ながらも、とても祝福を受けてみな忘れてしまったのです。ですから、福音を知らなければ祝福を与えても問題になるのです。王政時代をたどりながら祝福を与えられたのですが、味わって争ってみな忘れてしまいました。敵が攻めてきて、神殿をみな倒して、捕まえて行っても分からないほど争ったのです。捕虜になりました。そちらに行ってやっと悟ったのです。完全にみじめな状態で悟ったのです。処女降誕です。「処女がみごもっている。そして男の子を産み、その名を『インマヌエル』と名づける。」それでも悟れなかったのです。結局は、ローマ時代になりました。その時、出てきた福音です。
(2)数千年ぶりに初めて成就された伝道者の宣教の働き
それで、初代教会とパウロは、重要だというくらいではありません。この働きの手伝いをする者は、重要だというくらいではありません。数千年ぶりに初めて成就される宣教の働きです。パウロが初めて宣教をしに行ったのです。5つの時代ぶりに行ったのです。
(3)神様が備えておかれたたましい
この時、神様が備えておかれたたましいを訪ねて行ったのです。
(4)あらかじめ備えられた女産業人-この時、神様がルデヤという女産業人を準備されました。
①マケドニア初めての町-神様は準備されたのです。
②自主商売-商売は衣服の商人です。昔でも今も衣服商人は勘が良いのです。話も上手にします。瞬発力がとても優れていなければなりません。ルデヤを準備しておかれたのです。福音を分かるようにされました。この時、パウロに会うようにされたのです。「主がルデヤの心を開かれたので」となっています。「私を主に忠実な者だと思われるなら」とルデヤが話しました。

3.世界を生かす答えの人
世界ということは漠然とした話のようですが、福音を悟れば、最も近い言葉です。
(1)神様の永遠な福音の中にある産業人
事業をする方たちが、ある面では熱心にもすべきですが、まずこの中に入るべきです。熱心により事実的にしなければならないのです。私たちは多くの努力もしなければならないのですが、正確にしなければなりません。
(2)神様の伝道、宣教計画の中にある産業人
多いことを準備しなければならないのですが、福音の中にあれば最も大きい準備ができます。伝道と宣教の計画の中にある人になります。祝福を受けるしかないのです。
(3)神様の時刻表の中にある産業人
神様の時刻表の中にある産業人になるしかありません。一般信徒の皆さんが牧師を見る時、感じることがあるでしょう。私も長老を見る時、感じることがあります。本当に前述のとおりすれば、祝福を受けます。他の見方をすれば、世の中と産業を知らずに話をすることもできます。その部分が必要でないということではありません。あるのですが、前述のことにならなくなるから、そのように苦労して律法主義の教会の結果が出てきてしまったのです。宣教師が「私が植えたのが、このように変えることができないものが出てくるんだな」と悟らなければなりません。この部分を強調する方たちが、この場に集まったのです。一番祝福を受けた人々が産業人です。いくら立派な牧師も事業をしに行けません。事業現場に行く方たちが皆さんだから、神様が一番祝福されるでしょう。「あ、そうだ」という考えに追われてもかまいません。皆さんが全部、外に出て行ってみれば反対に思っているのです。小さいことをのがせばそうなります。皆さんはこういう契約の中に入っている方であることが確実です。少しだけ体質を変えれば良いのです。皆さんが主役になることを祈りながら、主役になったことをイエス様の御名でお祝いします。

-要約-
<共同体と産業宣教(117)改革の主役(6):神様が備えられた女産業人(使徒16:11-15)>
1.神様の人
(1)証人 
①見た者  ②持った者  ③味わう者
(2)伝道(宣教)
①使徒10:38  ②使徒13:48  ③ローマ16:25-27
2.神様が備えられた女産業人
(1)5つの時代ぶりに準備した福音運動
(2)数千年ぶりに初めて成就される伝道者の宣教の働き
(3)神様が備えておかれたたましい
(4)あらかじめ備えられた女産業人
①マケドニアで初めての町  ②自主商売
3.世界を生かす答えの人
(1)神様の永遠な福音の中にある産業人
(2)神様の伝道、宣教計画の中にある産業人
(3)神様の時刻表の中にある産業人